Rubik's CUBE ルービックキューブ

KOGEI RUBIKS

※食器・花器は、商品に含まれません。

有田焼400年の伝統と進化 — 色褪せることのない結晶釉の美しさ

匠四弾は、佐賀県有田町を中心に伊万里市、武雄市、嬉野市一帯で焼かれている伝統工芸「有田焼」と、今年50周年を迎えたルービックキューブとの歴史的コラボレーションです。
日本最古の磁器であり、「imari(伊万里)」や「kakiemon(柿右衛門)」の名で17世紀ヨーロッパの王侯貴族たちを熱狂させた有田焼。400年以上の時を経て実現した「有田焼 結晶釉」のルービックキューブをお楽しみください。

プロモーション動画

有田焼とは

有田焼(ありたやき)は、佐賀県有田町を中心に伊万里市、武雄市、嬉野市一帯で焼かれている磁器です。
一般的に「古伊万里」「柿右衛門」「鍋島藩窯」の三様式に大別され、白く美しい磁肌、華やかな絵付け、使いやすさ、高い耐久性があり、多くのファンを魅了しつづけています。

TAKUMI

有限会社 藤巻製陶

工芸ルービックキューブ匠四弾の匠は、有田焼産地でも老舗の一つである「藤巻製陶」です。

江戸時代 明和3(1766)年創業以来250年以上続く老舗窯元で、鍋島藩の定める17窯場の一つとして、代々染付皿や鉢類など食器を中心に生産してきました。時流に流されず「自分たちらしい焼物で勝負する」ため「固い磁器をいかに柔らかく表現するか」をテーマに独自の表現を模索。九代目藤本覚司氏が青白磁の生産に着手。絵付けが一般的で、分業体制の有田焼において、絵を施さず、成型から焼成まで自社工房で一貫して手掛け、当ルービックキューブに採用された、青白磁、結晶釉を新しく生み出しました。

また、素地メーカーでは実現できない形状も型や生地も自社で作り、さらに絵付けをせずに有田磁器そのものの価値を上げることにもこだわってきました。

現在10代目藤本浩輔氏は、現代のライフスタイルに合うモダンな有田焼ブランド制作の他、国内外のデザイナーとのコラボレーションを経て、どんな難しい要求にも挑戦する姿勢を貫き、今なお挑戦し続けています。

有田焼 結晶釉のタイルができるまで

結晶釉では二回にわけて施釉します。タイルひとつひとつを職人の手によって釉薬を施します

有田焼は、伝統的に分業で作られていますが、藤巻製陶ではその高い技術力から一貫生産を行っています。
工芸ルービック 有田焼 結晶釉 のタイルは、大きく4つの工程で作られます。
1.成型:磁土で形を作る工程です。
2.素焼:成型し乾燥させた素地をおよそ900度の低い温度で焼きます。
3.施釉:藤巻製陶が独自で開発した釉薬をかけます。焼くと透明のガラス質になり、つやが出て、水を通さず、汚れにくくなります。
4.焼成:約1300度ほどの高温で焼き上げます。

量産が可能な充実した設備 成型に使用する型(圧力鋳込み) 素焼きに施釉し乾燥 焼成のための窯

本商品の一片のタイルサイズは、わずか16㎟。とても小さなタイルですが、通常の有田焼と同じ工程を踏んでひとつひとう丹念に作られています。特に結晶釉では、施釉を2回行うため、さらにひと手間かかっています。そのためガラス質が厚く、施釉の調合や焼成温度管理等は非常に難しく、美しく仕上げるため長年培われた様々な技術力が結集した高い境地でのみ実現できる、まさに匠の技によるものです。
有田焼の特徴である丈夫さを兼ね備え、結晶釉のぷっくりとして柔らかに感じられるタイルは、全ての工程に妥協をゆるさない藤巻製陶の意気込みが伝わってくるような、ひとつひとつ凛とした佇まいが感じられます。

藤巻製陶における生産工程

結晶釉について

工芸ルービックキューブ 匠四弾 に実際に使われている美しい有田焼 結晶釉のタイル

藤巻製陶において呼称されている「結晶釉」は、陶磁器の詳細な分類として、朝鮮唐津と呼ばれる土灰釉に色素を合成したもので土灰の結晶が白く浮き出るのが特徴です。
特有のやさしいパステルカラーは、藤巻製陶が長年にわたって消費者のニーズに応えながら追求してきた色です。本来、天然成分の影響で発色の安定が難しい技術ですが、藤巻製陶の職人の手によりこの色をコントロール出来るようになりました。
有田焼の持つ堅牢さは勿論、ガラス質が厚く透明感のある素材感は、清涼感や軽やかさ、磁器ながら柔らかな印象も醸し出し、唯一無二の存在感をまとっています。

PRODUCT

キメ細かく滑らかな磁器の手触りを遊びながら味わえる有田焼のルービックキューブが誕生しました。柔らかな結晶釉のパステルカラーは遊ぶのみならず、工芸アートのように、いつまでも眺めていたくなるような仕上がりとなりました。
このぷっくりとして柔らかに感じられる『 工芸ルービック 有田焼 結晶釉 』を手に取っていただき、50周年を迎えいまだに進化し続けるルービックキューブと、17世紀から世界を相手に切磋琢磨し続け、高みに到達した有田焼400年の歴史とのコラボレーションと、上品で洗練された匠の技を心ゆくまでご堪能ください。

シリアルナンバー入りのキャプションプレート ディスプレイとして使える台座は本体が映り込むブラックミラー天板を使用 タイル拡大 美しい結晶釉 釉薬の風合いが美しい、丹念な手仕上げによる有田焼 結晶釉のタイル ディスプレイとして使える台座や、有田焼 結晶釉ガイド入り 遊びを通して、工芸に触れることができます

工芸ルービックキューブ 有田焼 結晶釉

セット内容
ルービックキューブ本体
専用台座BOX(シリアルナンバー入り・折りたたみカバー付き)
有田焼 結晶釉ガイド
取扱説明書
対象年齢
15歳以上
商品サイズ
ルービックキューブ本体 :
約W62×D62×H62mm
専用台座BOX:
約W97×D104×H102mm(折りたたみカバー込)
ディスプレイ時:
約W96×D105×H180mm
本体重量:約160g
専用台座BOX込重量:約420g
生産国
本体(パネル:日本製、コア:中国製)
専用台座BOXセット:日本製
有田焼 結晶釉ガイド・取扱説明書:日本製
価格
250,000円(税込・送料別)
受注期間
2024年09月20日(金)10:00~2024年12月02日(月)23:59
お届け時期
2025年2下旬から順次発送

※製品仕様は開発段階のものであり、サイズや重量や色味が予告なく変更する場合があります。
※当製品は受注生産商品です。発送は日本国内に限らせていただきます。
※当製品はプレミアムバンダイで販売いたします。

発売元/株式会社メガハウス
〒111-0043 東京都台東区駒形2-5-4
www.megahouse.co.jp/

企画・デザイン/エイジデザイン株式会社
〒920-0962 石川県金沢市広坂1-2-32 北山堂ビル4F

協力/有限会社 藤巻製陶
〒844-0025 佐賀県西松浦郡有田町外尾山丙1804